神戸市兵庫区の新開地に程近い稲荷市場。大正時代から市内屈指の市場として賑わった商店街に、小林あや子おばあさんの店「ひかり」はある。

2004年8月7日撮影

のり巻きのお好み焼きの店のことは、聞いてはいた。ある夏の日、神戸の立ち飲み屋巡りをしている途中、同行の士の行きつけのホルモン立ち飲み屋「中畑商店」に立ち寄り、偶然その隣にあることを発見したのでした。豚焼きをオーダーしたのだが、お客さんが皆、のり巻にしてもらっていたので、急遽変更したのであった。お好み焼きが、海苔巻になる不思議。のり巻を口に入れる。アチュアチュ！！ビールと交互に口に入れる。とてもジューシーだ。そして旨い。これで４５０円とは安い。また訪れたいと思うのでした。小林さんがいつまでも元気でお仕事続けられますよう、願う次第です。のり巻きの写真はここをクリック。

震災で店舗は減り続け、現在は空き店舗が目立ち２８店舗を数えるに過ぎない。一歩路地に入ると、このような市場の場所に出会うことが少なくない。稲荷市場も神戸の生き証人のひとつとなっている。これで神戸は復興できたとでも言えるのだろうか。