JX RS232 高速化 JXのRS232はコスト削減のために4800bpsまでのPC互換性 が保証されていません。RS232カード上のINS8250は115KBPS の高速まで対応しています。その証拠にJX間のLAPLINK接続では115K で動くのにPC/ATとの接続では動きません。また9600BPSのモデム 接続でもエラーが続出します。 これは一部ではJXのパワー不足のためと説明されています。しかしこれは 正しい原因ではありません。事実はRS232カードに供給されるクロック が正確でないためです。 JXではマザーボードでCPUクロックを分周して4800BPSまでは 誤差の範囲で合うようになっています。 このクロックをPC/ATなどと同じものを供給すればPC/ATと同じ性能 になる筈です。 1 必要部品 クロック 1.84320 Mhz 一個 800 円 コンデンサー 10uF - 10V 一個 ? 2 修正 1) パターンカット INT8250 pin 16 (baud clock) and connector 2) クロック 取り付け 3) コンデンサー取り付け 3 取り付け図 小さな狭いカードスペース上にこの二つの部品を付けるのは少々工夫が 必要です。 表 (IC面) | Mother board connector | R ========================= | S ------------------------------------------------------- | 2 | 3 | 2 | 40   25   | +--------------------+-−---|--+------+ | C | INS8250 +-- + 0 0 | | | o ) | | | | | n | | | 0 o -|-N.C | | n +----------------|---+-|-------+------+ | e 1 | 12 16 | c | | | t +----------+ | o | r | 25 pin Ground | 12 pin 5 V 16 pin 1.84320 Mhz N.C not connected ( o : Surface bold dotted pin) INS8250の上にクロックを取り付けます。 ICの25 pin,12 pinに半田ずけして16 pinへは ワイヤ接続します。 裏側 | ======================== R | ------------------------------------------------ S | 2 | 3 | | 2 | | 16 V | | | | ---| | -----| | | CAP | | | | G | 5 V | | |------------------------------------------------- | 4 テスト結果 JXー AT間でLAPLINKでつないでも115Kまで全然問題有りません。 また高速モデム接続でも14.4Kまでファイル転送に耐えれます。 今までCPUパワー不足と思っていたものがネックは意外な所に存在していた ようです。 マウス接続等の他の使用にも全然影響ありません。 画面スクロールは非常にパワーを消費します。従ってTEXTモードの 高速スクロールとは共存は無理です。